「そう…千景はそんな軽い女だったのね…見損なったわ…」

「人の話をきこうか。ヤってないって言ってるよね?」

全く私の話を聞かずにどんどん誤解していく美愛に私は少々呆れながらもツッコんだ。このまま誤解していくとそのうちほかの人まで…

「千景ちゃん…ダメだよ?そんな…昨日今日会った人とヤっちゃ…」

「ちょっと待て。ヤってないっていってんだろ?なんでそこだけ無視すんの?私の言い分完全に無視してるよね?」

勝手にどんどんいろんな人が誤解していく中、私は一人、冷静にツッコんだ。ねぇ…さっきからツッコミばかりしてるんだけど?たまにはボケたいよ

「おもしろいなぁ」

全ての元凶がニコニコと黒板の前で笑っていた。その横では先生が「うう…私の千景ちゃんが…」と泣いていた。いろいろツッコみたいけど…今は無視しよう

っていうか…元凶が笑ってんじゃねぇ…少しは悪いと思えよ!!

「千景…今かヤるか?」

「ヤんねぇよ!!」

よくもまぁ、この大衆の面前で変態発言できるなぁ!!ある意味すごいわ!!尊敬はしないけどすごいわ!!

「よし…千景」

「ああん?」

多少ガラが悪くなっている私。まぁ気にしないでください

「一緒に授業サボろう!!」

「一人でサボってろや!!」

結局、一限目の先生が来るまでこの言い争いは終わりませんでした