アイツと私の婚約ドタバタ生活




「…おじゃましました」

「待てよ」

私は屋上への扉を開けた瞬間閉めた

さて、今見たのは幻覚だとして…どこなら一人になれるかな?今は昼休みだから…図書室にいても怪しまれないよね?図書室に行こうか…

私は悩みながら階段を下りる




「待てっつてんだろ!?」



「…」

私は屋上の扉から聞こえてくる声を無視して下へと進む



「待てって言ってんだろ!?待てよ!!」

二度目。

腕をつかまれ、壁に押し付けられる。はっきり言って背中が超痛い


「…なに」

私はソイツと目を合わせないようにする。目を合わせるな。心を読まれる。

自分に言い聞かせる




「こっちむけ」




仕方なくソイツを見る。