アイツと私の婚約ドタバタ生活

「美愛、大丈夫だよ。知ってたから」

「…」

美愛は下を向いたまま口を開かない

「心配しなくても…」

「千景はなんで平気なの…?こんなに言われてるのに」

「…?別に…本当のこととその人の気持ちしか書いてないじゃん」

「…」

本当のことは受け入れるしかないし。人の気持ちも受け入れておいた方がいいだろう

美愛は悔しそうに口をむすんだ

「…美愛、席に着きな?先生来るから」

私はあやすように千景に言うと、自分の席に着いた

手紙以外なしか…。先生にばれるもんね

「…さて、どうするかな…」

仕返しするか、ほっとくか

「ほっとこ…」

めんどくさい。それに、真也関係にはかかわらないようにしたい

「…」

真也は学校休みかな?


休んでくれたらいいのに


「…」

今日、全授業屋上でサボろう。