アイツと私の婚約ドタバタ生活

『ブス!!真也に近づくな!』

『うざい!真也が迷惑してるのわかんないのか!?』

うわぁぁ…なにコレ…めんどくさ。ブスとか…重々承知してるっての。それに、真也から近づいてきたんだし。なんで私がキレられてんの?

さらに別の手紙を見る

『死ね!!ブスが』

死ねまで来たか。

軽くびっくりする。これ、誰が書いたか特定できないかな?

「……美愛、さっきから大切そうに抱えてる手紙を寄越しなさい。」

私は持っている手紙を読み終わると、美愛に手を差し出した

「これは…だめ!!」

「なんで?私あてでしょ?」

「そうだけど…!」

「頂戴。燃やすから」

「あっ、それなら」

美愛がすんなり手紙を渡す

美愛…そういう時は意地でも渡さないんだよ…?

私はためらいなく手紙の中身を見た



『真也様には彼女がいるの!!あんたが近づけるような人じゃないのよ!!消えろ!ブス!!』

「…はぁ」

この人、バカなのかな?