「お前、邪魔だから死んでくれる?」
笑顔。超笑顔。見とれるほど綺麗な笑顔
「ちょっとまてぇぇぇ!!」
俺は問答無用で叫ぶ
おかしいよね?邪魔だから死んでくれって…いつもの千景じゃないよ!?大丈夫!?千景大丈夫!?
「真也。こいつ、殺していいよね?」
「ダメです!!だめ!!絶対にだめ!!」
「…じゃぁ警察に突き出すわ」
千景は携帯を取り出し、どこかに電話を掛ける。たぶん警察だろう。
良かった…千景が殺人者になるのは防げた
俺が一安心していると
「てめぇ!!動くな!」
おっさんがガタガタ震えながら俺にナイフを向けた

