鈍い車のブレーキ音がなる おニューの白ワンピに飛び散った 赤い彼の血は 彼の服に流れ落ちる血なんかとは 比べちゃいけないくらい少なくて 擦りむいた傷は あたしの心にも深く傷をつくった 「さ…くら…?」 「か…っ…な」 「幸せに…なれ…よ?」 「神流…っ」 幸せになれよ それが彼の最後の言葉になった