あなたの隣

「・・・・・・・」

「・・・・・・」

沈黙が続いた・・。

「美香・・・俺・・・」

「ぁのねっ!!!」

私は健の話を聞くまでに話そうと思い・
さえぎった・・。

健は一瞬悲しそうな顔をした・・。

ごめんね・・・

そう心でつぶやいた・・。

何度も・・・。


「本当にごめん・・・一時は・健に引かれたときがぁった・・
 やっぱ・・・和也が好きなの・・
 ぃぃかげんでごめんね・・・・
 健とはやっぱ友達としてしか見れないの・・・
 ごめんね・・・・」


私は一気に話した・・・。


「ははっ・」

健は苦笑いをした・・・。

「健・・・」

健の目には涙が溜まっていた・・。

「何でっ!!!!」

急に大きい声を出したから・ビックリした・・・。

「健っ?」

私の肩を強くゆさぶった・・・

「何で俺じゃダメなんだよ!!!!!和也よりも俺の方が知ってるのに!!」

「痛いよっ・・健・!」

すごい力・・・


痛いよ・・・。


「はぁはぁ」

「っ・・・」

健は息をきらしていた・・。


私のせいだ・・・・。



「もぉ・・ぃぃ・・・。ごめんな・美香」

そして健は歩いていった・・・。

私は泣いた・・・。

声にならない思いだった・・・。