――♪〜♪♪


その時明るい着メロが生徒会室に響く


「もしもし」


着メロは花梨先輩の携帯からだったみたいだ。



「……うん、うん。えっ!?あぁ、じゃあ輝に代わるね」


「え?僕?」


「うん。お母さんが……」


そう言って輝先輩が携帯を受けとる



「もしもし、沙羅さん?あっ、はい。……はい。じゃあ今から花梨と行きますね」



行きます……って。


「ってことだから、花梨行こっか」


「あ、うん。」



行くって、帰っちゃうってこと!?


「ごめんね。今から花梨の両親のところに行かないといけないんだ。」


両親って……親公認なんだ……



「これから生徒会頑張ってね。いつでも相談にのるから」


それだけ言って、輝先輩と花梨先輩は足早に生徒会室を出ていった



………っ


2人出ていったってことはつまり……



「ファイル、見るか」


「……」



そうつまり今はあたしとあの人の2人