「え……?さくら、本当なの?」


お母さんが口元に手を持っていき、そう尋ねる。


「う//うん///」


やっぱり恥ずかしいよ~


「あらあらあら。今夜はお赤飯かしら~」


「っ!お母さんっ///」


お母さんが嬉しそうにニコニコしてる横で、お父さんはただダンマリ……


「あ、あのお父さん……?」


「春くんと言ったかな?」


「は、はい!!」


「キミに聞きたいことがあるんだが……」


――ドキドキ


緊迫した空気に、心臓の鼓動が速くなる。


「キミは……こんな娘でいいのか?」


「「……は?」」


まさかの言葉に、緊迫の空気が一気に去った。


「さくらは料理も破滅的だし、頑固だし……」


「お!お父さんっ!!」


何を言い出すんだ!うちのお父さんは!!


「あはは、一応父親として娘についての注意をな…「どこが注意よ!悪口じゃない!」


もぉ―っ!何なのよ―っ!!