切ない恋物語

翌日。一人で学校に向かっていた。
「よっ」
「おう」
後ろを振り返ると、慶斗がいた。
「あの後、なんかあった?」
慶斗が聞いた。
「別に何もねぇよ。ただ、送っただけ。おまえは?」
俺は聞いた。
「俺もそんな感じ」
「ふーん」
そんなことを話しながら、学校に向かった。





教室に入ると、夢果と沙姫がいた。二人は俺たちに気付き、声をかけてきた。
「おはよう」
夢果が言った。
「おはよ」
「結崎くん、坂城くんおはよう」
沙姫も言った。
「おはよ」
俺たちも言った。慶斗と沙姫は二人で話している。
「昨日は、送ってくれてありがとう」
「うん。また、四人で遊ぼうな」
俺は言った。





授業中は、夢の中にいた。
「永遠、永遠。起きてよ。学校、終わったよ」
俺は体を起した。
「夢果?」
俺は欠伸をした。
「いつまで寝てんの。帰んないの」
「俺、すっんげぇ寝てたんだ」
「そうだよ」
慶斗が立っていた。隣りには、沙姫もいた。
「ずーと、寝てんだもん、永遠」
夢果はあきれていた。





すぐに、四人で学校を出た。