「光太ぁ、眠い…。」

「寝りゃいーじゃん。」

「んん~…。」


屋上に俺ら以外誰もいないのをいいことに、
麗亜は家での麗亜状態だった。


「にしても麗亜チャンて裏表激しい??
それとも二重人格??」

「んーん、外にいるときはちゃんとしなきゃって思うの。
でも家にいるときくらいいいかなって…。」


目を擦りながら言う麗亜。


「麗亜、外にいるときは外モード、
家にいるときは内モードって呼んでる…。」

「じゃあ今はどっちよ??」

「今はね、内。」


ふぁっと欠伸をする。

それがまたなんとも可愛い。