「流美チャンも、私たちから離れちゃダメだよっ??」

「…当たり前よっ。」

「空クンも、流美チャン離しちゃだめだよ~??」

「おうよっ♪」


流美の空いてる方の手を握った空。

小学生のガキかっ?!
遠足みたいになってんぞ…。

…でもまぁ、今日くらい、いいか。
なんて、呑気なことを考えていた。



「麗亜…!? やっと…やっと見つけた…。」



そう呟く、男の存在も知らず…。