「ご迷惑おかけしました…。」


化粧をすっかり落とした流美が
咲サンに頭を下げる。


「いいえぇ。 なかなか楽しかったわ。」


楽しんでんなよ…。


「それと、麗亜チャン。」

「はいっ。」


同じく化粧をすっかり落とした麗亜。
そんな麗亜の肩に咲サンは手を置いて


「職に困ったらいつでも来なさい。
大歓迎だからっ♪」

「やですっ!!」


咲サンはきっと、俺らが来た時点で
こうなることが分かってたんだろうな。