慌てる客に、余裕の笑みを溢す麗亜。


「いただきましたが…何か。」

「っ…。」

「失礼します♪」


そう言って、麗亜は流美の腕を引いて立ち上がった。


「待ってくれ…!! め、名刺を…!!」

「私、この店の者ではございませんので♪」

「!!」


麗亜は完全に客に勝利すると、応接室へ向かった。

俺と光太も、後に続いて応接室へ行った。