流美の目の前のグラスを持って言う。


「あぁ。 もちろん、一気だからな。」

「この香り…テキーラですか??」

「そうだ。」


お客は嫌らしくニヤリと笑った。

テキーラはかなりアルコール濃度の濃い酒…。
一気なんてしたら、体にかなり悪い…。

それ以前に、俺らが一気なんてしたら、
酔い潰れて終わりだ。

下手すりゃ死ぬぞ…!?


「では、いただきます。」


そう言って、麗亜がグラスに口をつけた瞬間


「ダメッ…!!」