「怒らないでくださいませ。」


不意に、変な言葉遣いが聞こえた。

声の元を辿ると、そこには麗亜がいた。


「あ゙ぁ!?」


酒が入った上、機嫌を悪くした客が言う。


「せっかくのお酒がおいしくなくなりますよ。」


ニッコリと微笑みながらそう言う。


「じゃあお前が飲むってか?! あぁ!?」

「はい、喜んで♪」


あのバカ…何考えてんだよッ!!!


「こちらでよろしいでしょうか。」