一瞬で寝る麗亜にも慣れてきたし。

最初の頃こそ麗亜に背中を向けてたけど、
最近は麗亜の方を向いて寝るように。

背中向けてると寂しそうな顔するから。

なんだか嫌で。


麗亜が寝た後、ボーッと麗亜の寝顔を
見ながら麗亜の髪をよくいじる。


コイツの生い立ちとか、いろいろ考えながら。

俺は…ついでに自分の過去も思い出す。


そりゃ麗亜に比べりゃどうってことなさそうだけど。


「…寝るか。」