いまなんて言ったんだろ...。 全然聞けてなかったしー…。 『もう一回言って』 そうお願いしようと思って 顔を声の方向に向けた。 「ごめん...、もういっか……」 キュンッ――――――――――― うわうわうわ...。 なにこれ、なにこれ、なにこれーーー…。 「なに?」 あたしの状態も知らず あいまいな質問を問いただす彼。 ……学ランって......。