でも、絶対目ぇ逸らしたあかん思て悠基の目を見返してたら。 「ふっ」 笑いおった。 笑われる理由もさっぱりわからん。 「何笑っとんねん」 「くっ……わり。 秋都はKYなんだか鋭いんだか、ばかなんだかお節介なんだかって考えてたら、笑けてきた」 お前、あんな無表情でそんなこと考えてたんかい!! くっそ、俺今めっちゃ真面目やのに。 たまには大人しく、俺に説教されんかい。 だんだんどうでもよくなってきて、もう放っといたろかって思った頃。 自分の右手を見ながら、ぼそっとつぶやきよった。