『そんな長い時間、待ってられないんだけどぉ……?』 少しでも軽い女に見えるよう、ねちっこい……じゃなくて、甘ったるい声でしゃべってみる。 「ふっ、男を蹴り上げるかと思えば、お前もただの女だな。 そんなに待ちきれねぇのかよ」 『待ってらんないに決まってんじゃーん。 だってぇ……悠基たちがあんたらに負けるときなんてぇ、一生来るわけないしっ』 私は最後まで言葉を言い終えない内に、男を背負い投げした。