「何でこんなとこにいんのか知んねーけど、いい女じゃん」 「おねーさん、こいつら始末したら遊んであげるから、ちょっと待ってなよ」 喧嘩中にも関わらず、こんなことにしか頭の回らない連中に呆れ果てる。 「……お前らこの方が誰だとっ」 そんなばかな男たちにくってかかる啓太を制して、私は男の1人へと擦り寄った。 近くにいる男たちの中で、1番偉そうな人を見極めて。 すると、今にも殴りかかりそうな殺気を放つ悠基が視界の端に映る。 悠基、お願いだからまだ動かないで。