幼なじみ物語2

「お前、碧依が好きなんじゃねーのかよ!!」

「‥気付いてたのかよ」


俺が叫ぶように言うと、大輔は気まずそうに呟いた。

気付いてたとか、そんなことはどうでもいい。

両想いなのに、気持ち捨ててまで嘉津と付き合おうとしてる大輔が許せなかった。


「ふざけんなよ‥‥そんなこと許さねーからな!」

「悟‥‥」


俺は二人に幸せになってもらいたいだけなのに、どうしてこう上手くいかねーの?

俺は頭を押さえて顔を歪めていると、大輔がゆっくりと口を開いた。