「で、何か用事?」
鞄から荷物を出しながら問いかける碧依。
これから言われる言葉なんて、想像もできないだろう。
俺は深呼吸したあと、口を開いた。
「碧依はさ‥‥好きなやついんの?」
「え!?」
びっくりした顔で、声をあげながら振り返る碧依。
俺はそんな碧依を、真剣な顔で見つめた。
碧依の言葉なんて‥予想できてる。
「‥‥いるよ」
予想通りの言葉。
小さな声で呟くように言ったことが、更に現実味を帯びた。
「それって翼先輩?」
分かりきったことを聞く俺。
分かってる。
翼先輩じゃないことぐらい。
鞄から荷物を出しながら問いかける碧依。
これから言われる言葉なんて、想像もできないだろう。
俺は深呼吸したあと、口を開いた。
「碧依はさ‥‥好きなやついんの?」
「え!?」
びっくりした顔で、声をあげながら振り返る碧依。
俺はそんな碧依を、真剣な顔で見つめた。
碧依の言葉なんて‥予想できてる。
「‥‥いるよ」
予想通りの言葉。
小さな声で呟くように言ったことが、更に現実味を帯びた。
「それって翼先輩?」
分かりきったことを聞く俺。
分かってる。
翼先輩じゃないことぐらい。

