「……きゃっ助けて!! 梨華ちゃん!!」 「…きゃぁ!!」 行きなり抱きついてきた 海斗くんにあたしも 思わず悲鳴がもれた。 「海斗!!」 あたしの悲鳴を聞くと低く、 焦った声を海斗に向けた。 「…わかったよ…」 海斗くんはしぶしぶ 助手席に移動して 車が走りだした。