ヤクザに愛された女 壱



「…彼女じゃねぇ…」


あたしを見ながら
龍二さんはそう言った。


その言葉で、
なぜかあたしの胸は
ズキズキいたんだ。


「…じゃあ俺がねらおっかな」


そういいながら近づいてきた銀色。


「…っわ!!ずりぃ!!俺も!!」


銀色を追うように続いてきた赤髪。