ヤクザに愛された女 壱



「………」


後ろに回ったあたしを
一瞬龍二さんが見て、
そのまま歩きだした。


「…わりぃな、これバイクの鍵」


「その子、龍二の彼女?」


車に近づくとまた一人出てきた。


次は銀色!?


あたしは出てきた男の髪色に
驚きつい男をガン見してしまった。