ヤクザに愛された女 壱



それから沢山服や物を
買いあたしの腕には
持ちきれない数の袋があった。


「…かせ」


その袋を全部龍二さんが
とると持ってくれた。


「…重くない?」


「あぁ」


「ありがと」


「………」


あたしは龍二さんに
お礼を言うとまた歩きだした。