そこには優しい笑みを
浮かべた男の人が立っていた。


「…ダァーリンお帰り!!」


嬉しそうにその男の人に近づく
麗奈さんを優しく見つめる男の人。


「…あの人が…」


組長?


龍二さんのお父さん?


「…あぁ」


あたしの小さな声に龍二さんも
小さくつぶやく。


「…梨華ちゃん?龍二と勇気に
話は聞いたよ?ここに安心して
居なさい。」