……ギュ


「…へ?」


あたしが震えていると左手に違和感。


あたしはそれを見ると変な声を出した。


龍二さんの手が………


あたしは静かに視線を
龍二さんに向けた。


「……んだよ…」


「…いえ」


目が合うとあたしを睨んでくる
龍二さんからあたしは
視線を反らした。