ニコチンのおかげで
少し落ち着いた心、


時間は夜の1時くらい、


「帰ろ、」


あたしは、悪魔の住む
自分の家へと足を進めた。


「…ただいま」


小さい声で言うけど
返事があるはずもない。


靴を確認すると女もんの
靴と男もんの靴が一足ずつ。


「…はぁ…」