ヤクザに愛された女 壱



あたしは2人にそうお礼を言うと近くにあったケーキを食べた。


「でもさ?梨華ちゃん、昨日暴れたんだって?大丈夫だった?」


「…へ?」


ソウヤさんの言葉に喉を詰まらせるあたし。


「…あた…」


「…ん?」


「あたし向こう行こっかなぁ…」


あまり思いだしたくない話なのであたしは逃げるように他のメンバーのトコに向かった。