「…っふ、女のお前に…ッッ…!!」


「喋る暇あんなら敵をみろ」


あたしは掴んだ手首を上に掲げ空いた腹に蹴を入れた。


「…う…ッッ…」


とたんに苦しみ出す組長。


「…………」


あたしは無言で男に馬乗りになり殴り続けた。


レイプされ、
薬に苦しんだ女の人達の痛み、


そしてあたしの痛み。


すべての痛みを抱えあたしはこいつを殴り続けた。