「あたしは大丈夫。だから周り、やって」


あたしは、林組の組長を見ながら龍二さんに言った。


「分かった。」


「オヤジッ!!」


それに答えたのは拓也さんだった。


「ありがと」


あたしは拓也さんにお礼を言うと組長に近づいた。


「おまえら、梨華ちゃんを囲め」