「…分かった。でも殺すな。気絶でおわらせろ。後はオヤジが処理する。」


あたしの目を真剣に見て言う龍二さんにあたしは頷く事しか出来なかった。


「よし、なら行ってこい」


龍二さんの手が離れたと同時に、


バン!!


あたしはおもいっきりドアを開けた。


けどそこにいるのは林組の若頭と組長、そしてまわりに組員しか見当たらなくて、


女の姿が見当たらない。