「…………」 今のあたしにはすべてどうでも良いこと。 あたしは龍二さんの手がどいたのを感じて直ぐにドアを開けようと手をヤルと、 「お前の目的は母親か?」 その手を塞がれあたしの目を見てめる龍二さん。 「………」 あたしは静かに頷いた。