皆が無事で終わりますように。 あたしは静かな朝食の中、 そう願わずには居られ無かった。 「…約束、守れよ?」 車に乗る時、 龍二さんはあたしにそう言い頭をなでた。 「…うん。」 その約束はどっちの約束かわ分からないけど多分、 無茶をするなって事。 「………」