見事につまずいた男はあたしを睨み付け、


「な!梨華さん!!交代!!」


ナイフを取り出した。


それを見てあたしの血が騒いだ。


「…ユージさん?下がって、これはあたしの戦い。ユージさんはつづけて」


自分でも驚くくらい血走った目、


そして低い声、