「…………」 完全に通りすぎたバイク達を 見ながらあたしは絶望した。 それと同時にあたしの腕を 掴んだ人に苛立ちを感じた。 「…なにすんのよ!!」 あたしは勢いに任せ捕まれた 手を振り払い振り返った。 「………ッッ…」 そこには、ヤンキーなのか、 いかにも危ない人です。 って人があたしを睨んでいた。