ヤクザに愛された女 壱



あたしは焦りながらも相手をみる。


「…はぁ…」


思わずでるため息。


店が店なら男も男。


男の目は完全に焦点が定まってない。


そしてフラフラな足取りの男。


こんなの、
小学生でも倒せるっつーの!!


あたしは心の中でそう思いながら、


「梨華さん!?」