そしてさらに奧に進むと待機室と言う部屋があった。 そこは待機室と言うより薬を打つ部屋。 沢山の人が暴れ、 狂い、 らりっていた。 それは目を背けたくなるほど痛々しい。 あたし達はその人達も順番に紅流に受け渡した。 「…大丈夫ですよ…」 一人一人に声をかけながら。