いよいよその日がきた。


「梨華ちゃん、本当に大丈夫?」


朝からずっと同じ事を聞く麗奈さん。


「もぅ、大丈夫です!!」


あたしは同じように笑って答えた。


本当は、大丈夫なんかじゃない。


怖くて、怖くて震えそう、


だけど、
これはあたしが決めた事だから、


だから大丈夫。