結構な時間が経った。


あたしは未だに組長の部屋にはつけない。


迷ったわけじゃない。


直ぐそばまできた。


だけど、組長の部屋の出入りが激しい。


だから近付けない。


ここで捕まる訳には行かないから…


「…ふぅ…」


とあたしが深呼吸をした時、


ガッシャーン