あたしは取り合えずあそこの部屋から出てこれたことに安堵のため息がもれた。


それから直ぐに周りを見回した。


何か武器がないか、


鉄パイプ、バット、銃、薬、


あたしはその中から銃を二個拾った。


それをパーカーの中に忍ばせて組長の部屋に向かった。


きっとあの女はいるはず。


あたしがこの世で一番恨み、一番先に殺したい奴。