ヤクザに愛された女 壱



「「おはようございます!!」」


部屋から出て歩いてるとすれ違う人達が挨拶をしてくれる。


ホント、何もかも違う。


薄汚れた林組に、


汚れの無い正統派の金森組。


本当にこの人達が裏の世界に生きる人達なんて思わない。


「…あ…龍二さん…」


やっとの思いで洗面所に付きそこで洗顔を済ませて出るとそこには、


だるそうに壁にもたれている龍二さんがいた。