ヤクザに愛された女 壱



「…なんですか?」


あたしはパンダ達を
見ながら立ち上がった。


「…あんたさぁ、目障りなんだよ!!
つーか龍二さんも迷惑がってるし?
早く消えてくんない?」


女の言葉に、
胸が痛んだと同時に
ムカついた。


「…そんなの、知ってるし?
だいたいあんたらなんなの?
パンダみたいに目の周り真っ黒だ…」


パシン…