ヤクザに愛された女 壱



「…ふぅ…」


ちょうど部屋から下に降りたら
影ができてるとこがあったので
あたしはそこにしゃがみこみ
タバコを吸いはじめた。


「…あんたが龍二さんに
ひっついてる女?」


タバコを吸い終え
ボーッとしてると
あたしの頭の上から声がした。


「…ん?」


その声に視線をあげると、


パンダが沢山いた。