「…ねぇ?龍二さん…
龍二さんって総長さんなんでしょ?
なんか暴走族みたいだね?」


あたしは冗談混じりに言いながら
一番座りやすそうな
真っ黒いソファーに座った。


「おい!!梨華ちゃん!!
そこは…「いい…」


あたしを見て何かを言い掛けた
海斗くんの言葉を遮った龍二さん。


「…でも…」