「ねぇ…西谷」 「なに?」 「私も嘘は結構うまいけど、西谷も相当だよね」 「なんのことだよ」 「私ね、西谷が朝…学校に来る前に、こっそり練習してるの知ってるんだ」 皆川はそう言って、ベンチで座ってグローブを拭いている俺の隣に座った。