【完】キミと夏のオワリ


「勝ちたいんだよね。本当は」


ああ……。

だから、皆川にだけは知られたくなかったんだ。


なぜなんだろう。


皆川にだけは、いつも。

いつも、俺が考えていることがバレてしまうんだ。


「違うって。ただのダイエットだよ」


「その嘘は、バレバレ」


皆川はプッと吹き出して笑うと、俺の顔を覗き込んだ。