注意

この携帯小説は携帯の利点を生かした、読者参加型の体感小説です!
携帯小説ならではの臨場感をお楽しみ下さい!
ただし、小説上の賞金や賞品は架空の設定ですので、発生する事はありません!


この携帯小説は空白部分も、読み進めて行く上で重要な意味を持っています。
もし可能であれば、スクロール設定を1行にして、読まれる事を推奨いたします!



これはパイロット(試用)版になっております。
パイロット版は実際にじゃんけんをする事もできませんし、バイブが鳴る事もありませので、ご了承ください。










和紀(かずき)は極度の緊張と疲労を感じていた!

(まさかほんとうに自分がここまで残れるなんて…)

和紀は史上最大のじゃんけん大会で準決勝に進み、地に足が着かない状態になっていた。
手に汗を握る展開とはまさにこの事だが、じゃんけんを出す右手は緊張で冷たくなっていた…





じゃんけん王



あの有名出版社の中学館が、100万人参加のじゃんけん大会を企画した!
大会が終わるとギネスブックにも登録するらしい!
中学館にとっては社運を賭ける…とまではいかないが、かなり気合いのはいった大イベントだ!

基本的なルールは、ただじゃんけんだけで勝敗を決める単純なルールなのだが、その規模が凄い!
優勝者にはスポンサーから副賞として、高級車一台と週刊誌一年分、そして優勝賞金がなんと、
1,000万円だ!
今の和紀にとって、その特典はあまりにも夢のように思えたが、それ以上に優勝することの方が夢のように思えた!


まずパソコンでアドレス等の詳細と簡単なアンケートに記入し、じゃんけんで何を出すかを登録する。そして雑誌に掲載された紙面上の相手と戦い、勝った人だけ(あいこ×)が次に進めるというルールだ!(約3万人まで絞り込み、後日東京ドームにてトーナメント決戦)

和紀は、軽い気持ちで何を出すかを選択し、決定ボタンを押した!